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こんにちは 文京区本駒込1丁目
自律神経調整の特異な治療院 鍼灸あん摩院やじろべえ
院長の宮澤勇人です。
今月の出来事
6月18日(日)
湿度もほどよく良い天気ですね!
通常は休診となっている日曜日ですが、時間の都合がつき鍼灸あん摩院やじろべえを開きました。 あん摩マッサージの施術の依頼があり、15時頃まで治療院にいました。
初診の患者様でしたが、心地よくリラックスできたと言っていただき、嬉しく思います。
30度前後の気温とエアコンの冷房の温度差による身体の疲れ、あるいは普段のお勤めの疲れ・様々なストレスをかかえている方も多いかと思います。
そんな時に、ちょっと 一息リラックスして、身体の緊張を緩め血行促進してみるのもいいものかもしれません。
またのご来院を心からお待ちしております。

その後は、領国 江島杉山神社へ向かい、杉山和一記念館内 杉山鍼按治療所にて講習会を開催いたしました。
今回の講師は、祖霊会の篠原勉先生をお招きしての体感型実技講習会パート2でした。
前回 コロナで急増した食いしばりの顎の痛み、猫背・胸苦しさなどに対応する刺鍼法を教わりました。
その復習と陰陽のイメージしやすい話、腰下肢の症状に対応できる刺鍼技術を教えていただきました。
前回パート1の時は、どこに鍼を刺せば食いしばり、顎の緊張、丸まった猫背、巻き肩の症状に対応できるのかを知りました。
しかし、いざ臨床の現場では、鍼の進角度や深さ、関連する首肩の筋肉をどのように動かして効果を高めていくのかがいまいち掴み切れていませんでした。
そこでパート2の講習会では、より効果を患者さんにも実感してもらえるようにするには、どうしたらよいのか考えました。
緩めるべき筋肉、関節の位地、鍼の刺入状況を細かく指導していただき、なおかつ 腕顎や腕を開閉することで施術効果を引き出し実感させる方法も学ばせていただき、なるほどと思うような充実した講習会となりました。
顎周りが緩んで、みんな笑顔に自然となっていたように感じます。

陰陽のお話
実技が盛り上がってしまい、陰陽のお話時間が短くなってしまいましたが、篠原先生の桃太郎の昔話から現代の生活を比較して身近にある陰陽五行にまつわる説明がありました。
東洋医学の思想や古典に書かれていることに当て嵌めながら男と女の陰陽の性質を見比べてみると、男は陽の性質のため外に、女は陰の性質のため内に、行動をしたほうが物事はうまくいきやすいそうです。
おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ選択し桃を持ち帰る。笑み
古い時代には、男女差別や男だから、女だから、こうでなくてはいけないという考えが強い時代もあったかと思います。
しかし 現在は男女の格差が減少し、仕事や家事育児など見直されてきています。
古典に書かれている男女の本来の働きを何かの症状や悩みがあるときに試してみると、良い方向に改善されることがあります。
東洋医学の思想を普段の生活に生かせる、あるいは陰陽の考えが世の中の動きに当てはまっていることを改めて実感したお話でした。

お尻の鍼実技
デスクワークが増えている世の中、長時間パソコン作業をすると肩凝り 腰痛 眼精疲労 悪い姿勢など体にかかる負担は大きいものがあります。
また、座り過ぎによりお尻の筋肉が硬くなり 腰痛や座骨神経痛 足の冷えなどの不調がでやすくなります。
そのような状況の患者さんに対応する一本鍼!
股関節の後方から3寸の鍼を入れてお尻の筋肉をほぐす実技を体感してきました。

6月25日
所属する「一般社団法人 東洋はり医学会」の本部講習会に今月も行ってまいりました。
今回は外来講師講演で、医師 中村洋一先生 緩和ケアに携わる講演を聴きました。テーマは「死の臨床」
とても勉強になる内容で緩和ケアについて考えさせられました。
患者さんの死が近づく不安を医療スタッフが様々な状況や環境であっても、寄り添っていく姿勢を知りました。
状況は違いますが、僕が患者さんにできる鍼灸・あん摩マッサージによる心と身体のケアを大事にしていきたいと感じます。

以上