鍼灸あん摩院やじろべえ
東京都文京区本駒込1-27-9 小林ビル401号室
電話:03-6902-0731
足底腱膜炎と鍼灸
■足底腱膜炎とは?
足底腱膜炎(そくていけんまくえん)とは、足裏にある踵から足指の付け根まで伸びている足底腱膜に何らかの原因により炎症が起きて痛みなどの症状を引き起こす状態のことです。
■痛みの原因
足底腱膜は足裏の土踏まず(アーチ状)を担うクッションの役割があり 足への衝撃を和らげる働きをしています。
このクッションの役割が衰え、足底腱膜に過剰なストレス負荷、足底腱膜が硬く伸び縮みが小さくなることで骨と筋の付着部(踵や足指の付け根)に摩擦が生じて炎症が起る事。
マラソンやサッカーなどの足にストレス負荷が大きいスポーツや運動不足の中高年の方に発症する傾向にあります。
①足裏に衝撃が強い動作が多い方
繰り返し衝撃を足裏に与えることで、足底筋膜や筋肉は固くなります。
適切な靴や足裏マッサージなどのケアをしましょう。
②疲労の蓄積、加齢によるもの
長時間の立ち仕事、常に足裏にストレスが加わる状況、年齢とともに足裏の筋が衰え硬くなってしまう場合もあります。
③偏平足の方
土踏まずのアーチが少ないため 足が疲れやすい。
※足裏にタコができやすい方は土踏まずがアンバランスのサインです。
また、ふくらはぎやアキレス腱が硬い方も歩行時に足底腱膜に負担がかかりやすくなります。
■症状
一般的な特徴
朝の目覚めの一歩が痛い。急に歩き出すと痛い。
歩いた時に踵 あるいはその周辺が痛む。
足底を圧すと痛む。 足の裏が突っ張る感覚がある。
朝は足底に痛みがあるが動いていると徐々に痛みがなくなる。
※状況によって個人差はありますが、軽度から重度の足底腱膜炎で生活に支障がでることもあるので注意が必要である。
■鍼灸
足部だけの問題ではなく、全身的な問題(姿勢不良 股関節の硬さ(柔軟性低下) 他部位を庇って歩行している場合)も考えられます。
ですので、東洋医学的な考えのもと 全身の経絡の滞りを流し、生命エネルギーの気を巡らせ物質(酸素や血流)を動かす血の潤すことが大切になります。
これは同時に筋肉や骨格のバランスを整えることにつながるため、足底の痛み・その他の不具合(膝 股関節 背骨の歪み等)にも影響していきます。
当院<鍼灸あん摩院やじろべえ>では、東洋はり医学会方式の経絡治療(鍼灸)により 生命力を強化し内側から自己治癒力に働きかけて下肢の症状や足底腱膜炎による症状にアプローチします。
身体のバランス軸を安定させ、筋肉や骨格のバランスが整い、足底腱膜炎による足のお悩みも解決へと導いていきます。
※年齢や痛みの度合いによって、施術の頻度は異なりますのでご了承ください。
■経穴(ツボ)
足周囲
湧泉(ゆうせん) 崑崙(こんろん) 失眠(しつみん) 太衝(たいしょう)
足だけでなく全身的にバランスを整えるなら、三陰交 足三里 手三里も養生として有効でしょう。
■事例紹介
中学生 サッカー少年
小学生のころに左足関節付近に骨棘ができてしまい 走り込みなどの激しい運動をすると足が痛くなる。
成長期で足が徐々に大きくなったり 運動量も増加してくると、足底の痛みの頻度も増え、靴底にインソールを入れて偏平足気味な足の具合を見ていた。
心配になったお母さまから当院に連絡があり、鍼灸施術を開始。
刺さらない鍼(てい鍼)を用いて全体的にバランスを整え、股関節の違和感と足底の具合を微調整していきました。
痛みは3回ほどの施術で治まり、足首や骨盤のゆがみ・激しい運動による筋疲労に対する鍼治療に変更し、5回目以降は痛みなく調子が良い状態になりました。
現在も運動後の筋肉痛ほどで足に痛みがでていない状態をキープし、お母さまも一安心されています。
※成長期の中学生ですので身体の変化も早いことが短期間の回復につながったと思います。
あくまでも当院の事例ですので、症状の経過には個人差があります。
しかし、年齢問わず経絡鍼灸やマッサージによる下肢のメンテナンスによって同様の効果をもたらすのではないかと感じております。
もし、似たような症状でお悩みの方、スポーツのパフォーマンスを向上させたい方、自律神経も一緒に整えたい方に鍼灸施術をお勧めいたします。
お気軽なお問い合わせをお待ちしております。
鍼灸あん摩院やじろべえ
東京都文京区本駒込1-27-9 小林ビル401号室
電話 03-6902-0731
院長 宮澤勇人