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文京区本駒込駅(南北線沿線)から徒歩4分
鍼灸あん摩院やじろべえ 院長の宮澤です。

当院では鍼灸・あん摩マッサージ・整体施術以外にも体操教室を行っています。
身体の重要な関節である股関節を軸とした体操です。
どなたでも日常生活に取り入れやすい運動ですので、短時間でも股関節を動かして丈夫な足腰を目指しましょう。

    (1)股関節コンディショニング体操について

股関節を軸に呼吸と合わせて運動(ストレッチ)
効果:体調不良、腰痛、肩こり、血液循環の改善、歪んだ骨盤や姿勢を整える。
対象者:子供から大人(年齢 性別 体力に関係ない)
必要なスペース:ヨガマット1枚引けるスペース。
手軽に出来る健康体操として紹介しています。

    体操の目的

足腰の動きを柔軟にし、誰でも生涯自立した生活ができる心やからだづくりを目指しています。
委縮した筋肉や神経を回復させ、圧迫された血管を正常にし、
体全体に酸素や栄養をくまなく循環させます。
結果として、全身の血流循環の改善や活力がわき、身心ともに健康に導かれます。

    (2)股関節の役割
    股関節の重要性
    身体で最大、最強の関節と靱帯、それは骨盤の土台である股関節と、それを支え取り巻く靱帯です。

時として股関節には数百キロもの負荷がかかります。
ストレス過多の状況で、股関節やその靱帯が硬くなったり、歪んでしまうと、骨盤も歪み、次第に全身にも歪みが及んでしまう程、股関節は身体に大きな影響力があります。
たとえば、足や膝に痛みが生じる、腰痛、猫背など。

②循環改善
下肢の筋肉は、重力により体液がたまりやすいので、身体は3種類の圧力を利用!
①心臓の収縮
②筋ポンプ
下肢の筋肉が動く事で、下肢の血液を心臓方向に戻す役目をしている。
そのため、普段 運動をあまりしない方は、筋肉が疲労しやすくむくみに繋がることもあります。
③呼吸ポンプ
横隔膜の移動による胸腔圧力を利用し、静脈血の循環を促す。

    (3)主な体操
    手順
    基本の姿勢は、骨盤を立て、座骨に座った姿勢で、背筋を伸ばします。
    第一体操 額座
    正しい座りは、赤ちゃんの座り!
    左右の足裏をつけ、踵と膝をできるだけ一直線にしましょう。
    足の裏は上に向けて。上に向けることによって脚の外側の筋がピンと伸びます。(10回反復)
    ※膝が床から離れる(浮く)=大腿四頭筋 外側が硬い。
    ※座骨を意識し ゆっくりと呼吸をしながら、背筋を伸ばしてストレッチしましょう。

    第二体操 ちょう座
    美しく歩くための基本
    両足を前に出し、ピタッと足を閉じましょう。
    脚の背面を伸ばし、後姿を美しく
    足首は鋭角に立て、アキレス腱をしっかり伸ばす。(10回反復)
    ※膝が浮く=ハムストリングスが硬い
    ※座骨を意識し ゆっくりと呼吸をしながら、背筋を伸ばしてストレッチしましょう。

    第三体操 開脚
    開脚動作は、屈伸自在の柔軟な腰!
    両足を左右に開き、膝と指先は真上を向きましょう。
    足首は鋭角に立てましょう。
    かかとに力を入れてまっすぐに伸ばしましょう。腰を入れる(10回反復)
    ※脚が開きずらい=臀部が硬い。
    ※座骨を意識し ゆっくりと呼吸をしながら、背筋を伸ばしてストレッチしましょう。

    三つの主な体操の前後には、股関節だけでなく全身も使いながら、股関節の柔軟性を引き出すエクササイズも行います。
    三つの動作を補助するエクササイズにより、更に股関節の可動域を広げることができます。

※ 心がけ
シンプル動作だけに、正しく行う動作が大切です!
間違った体操は、時として怪我や筋肉を痛めることに繋がります。
細く長く続ける体操として、けっして無理をしないで、一日一ミリ伸ばす気持ちで実践してみて下さい。

※注意点
①無理をしない事
長い間に硬くなってしまった体ですので、すぐには柔らかくはいきません。
最初はどの動作も思うとおりに出来ないこともありますが、無理せずに地道に行いましょう。
また、動作は反動をつけたり力まないように行います。
②呼吸を大切にする事
息を吐くことは「息抜きをする」という言葉が示すようにリラックスすることです。
ですから曲げる時は(筋肉を伸ばす時)、必ず息をゆっくり吐き、体を起こす時はゆっくり息を吸い、一呼吸一動作で繰り返し行ないます。
呼吸を止めての運動は、筋肉の伸縮を阻害し、力みに繋がります。
③正しい姿勢で屈曲する事
座骨を意識して背筋を伸ばし、前傾後傾を繰り返す。
初心者は、上体を前に倒す際に、顔だけを無理に付けようとしたり、背中を無理に曲げようとしがちです。大切なのは上体を深く曲げる事より、背筋を伸ばしながら前屈するイメージが大切です。
④大きくゆったり動かす事
上体を前に倒す事だけに終始してしまいがちです。この体操の狙いの一つは股関節を中心に、上体を前に倒したら、必ず元の正しい姿勢まで戻す事で、筋肉を大きく伸ばし(動かし)、血液やリンパ等体液の循環を促進させる事にあります。

    以上