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東京都文京区本駒込1-27-9 小林ビル401号室
ナポリの窯 文京店と同ビル
都営バス 茶51 吉祥寺前
東洋はり医学会方式の脈診流経絡治療の鍼灸院・あん摩マッサージ指圧院/鍼灸あん摩院やじろべえ

鍼灸やあん摩まっさーじ指圧の施術で心身のバランスを整えた後、セルフケアの養生が大切になります。
近頃では身体が冷えている方も多く、何かしらの症状を抱えていることがあります。
一つの養生として入浴をして身体を温め、血流循環をよくすることで様々な症状の緩和が見込めます。

温泉療法について
温泉の効果や効能をお伝えいたします。 これからの温泉旅行や温泉療法に出かける予定を計画する際に参考にしてみてはいかがでしょうか。
温泉には一定の医学的効果が知られ、環境省によると、、、
温泉療法:症状や苦痛の軽減、健康の回復・増進。
特に「療養泉」は一般適応症と泉質別適応症があり、療養の際に役立つ温泉になります。

温泉の定義とは?
温泉は地中から湧き出る水、水蒸気、その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く)のうち定められた規定量以上の化学成分を含むもの。
あるいは、温度が25度以上ある湯を温泉法で温泉と定義している。

環境省では10種類の療養泉を定め温泉旅行や温泉療法に出かける際にチェックしておくとよりよい温泉を楽しめるでしょう。
◎入浴の効果
温泉だけでなく家庭のお風呂に入浴することでも得られる効果もあります。
以下にご紹介いたします。
①静水圧作用
湯船に浸かると水からの圧力(静水圧)により、全身に軽度の圧力が加わります。
この圧力により内臓や全身が刺激され、緩やかなマッサージ効果が生み出されます。
リンパ液や血液の循環も活発化されるので、足の疲れやむくみ解消に効果的です。

②温熱作用
入浴により体が温まると、末梢血管をはじめとした血管が広がり、血流循環が良くなります。
新陳代謝の活性化が期待できるため、疲労回復につながります。
また、ぬるま湯であれば副交感神経が優位に立ち、リラックス効果が期待できます。

③浮力作用
お湯に浸かると、浮力の作用により、関節や筋肉にかかっていた負担が小さくなります。
筋肉が緩み、身体や脳がリラックスされると言われています。

※引用:温泉医科学研究所「だから温泉はカラダにいい」

泉質別、温泉の効能
療養泉は、含有成分や温度などによって種別が分かれています。
各療養泉の泉質別適応症の効能をお伝えいたします。
○一般適応症
末梢循環障害/冷え性/高血圧(軽症)/耐糖能異常(糖尿病)/高コレステロール血症/胃腸の機能低下/関節リウマチ/自律神経不安定症/不眠症/うつ症状/筋肉や関節の慢性的な痛み・強張り/運動麻痺による筋肉の強張り/喘息・肺気腫(軽症)/痔の痛み/病後の回復期/疲労回復・健康の維持・増進

○単純温泉
溶存成分(ガス成分を除く)が1000mg/kg未満。
泉温25℃以上のものという定義。
アルカリ性単純温泉の場合は、pHが8、5以上となります。
※効能:一般適応症のものが基本となり、浴用であれば自律神経不安定症・不眠症・うつ症状など。

○二酸化炭素泉
二酸化炭素を1000mg/kg以上含むお湯で、湯船に浸かると気泡が身体に付着するのが特徴である。
皮膚から炭酸ガスが吸収され、保温効果・循環効果などもあります。

浴用に適応症がある泉質
切り傷/皮膚乾燥症
※飲用に適応症がある泉質
耐糖能異常(糖尿病)/胃十二指腸潰瘍/逆流性食道炎/痛風

○塩化物泉
熱の湯とも呼ばれ、陰イオンの主成分が塩化物イオンのお湯です。
塩分が皮膚に付着するので、二酸化炭素泉同様に保温効果・循環効果があります。

浴用に適応症がある泉質
切り傷/皮膚乾燥症

※飲用に適応症がある泉質
便秘/萎縮性胃炎/硫酸塩泉
※陰イオンの主成分が、硫酸イオンのお湯です。
浴用の硫酸塩泉を飲むと、胆のうが収縮され、腸のぜん動が活発化されます。

○硫黄泉
総硫黄を2mg/kg以上含むお湯。殺菌力が強いのが特徴。
アトピーの原因物質や表皮の細菌などを取り除くと言われています。

硫黄泉ならではの効能
浴用に適応症がある泉質
アトピー性皮膚炎/尋常性乾癬(かんせん)/慢性湿疹/皮膚化膿症

飲用に適応症がある泉質
耐糖能異常(糖尿病)/高コレステロール血症/酸性泉
※水素イオンを1mg/kg以上含むお湯で、硫黄泉同様に殺菌力が強くなっている。
また、お湯の酸性度合が強いと、入浴時に皮膚がしみる・口に含むと酸味を感じられます。

○放射能泉
ラドンを8.25 マッヘ単位以上含む温泉を指す。
微量の放射能が身体の炎症に効果的と言われています。

放射能泉ならではの効能
浴用に適応症がある泉質
痛風/強直性脊椎炎/含よう素泉
※よう化物イオンを10mg/kg以上含むお湯。
飲用には総コレステロールを抑制することが期待されています。
一方で、甲状腺機能亢進症がある場合は注意が必要なので、医師の指示に従ってください。

この湯は、非火山性の温泉に多い泉質です。
ちなみに日本はよう素主要生産国としても知られています。

含よう素泉ならではの効能
飲用に適応症がある泉質
高コレステロール血症

まとめ
温泉の泉質は、各温泉に含有されている化学成分の種類・含有量やお湯の温度などによって決められています。
泉質は全部で10種類/泉質別適応症はそれぞれ異なる。
また、温泉には浴用だけでなく飲用もあり、泉質によっては固有の適応症があるので、泉質それぞれの特徴を知っておくと役立つでしょう。
温泉に浸かると、温熱作用、物理作用、化学・薬理作用などによって、自分の体に対するポジティブな影響/リラックス効果を得ることができます。
ぜひ、日頃の疲れを癒しに、温泉を訪れてみてはいかがでしょうか。